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二泊三日、思いがけない旅。その1 へなちょこちょこな日々
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2009/08/24.Mon

二泊三日、思いがけない旅。その1

家とは別のところで寝る、ということを
旅、と呼んでもいいもんだろか、どうだろか。(ほほほ)

ちょっとしたダンジョンを
先週末敢行しました。


また能を観てきてしまいました。
今回もまた前回と同じ、
ぽにさんという観能会を主宰している方にお世話になって
修羅能「敦盛」を観て来ました。

その観能会に参加するにあたり
ひとーつだけ問題があって。
それは
平日夜開催であった、ということ。
どう考えても、会社を早退しないと間に合わない。
どこかに宿も取らなくちゃならんし、
その日は作業が立て込む日だし、、、などと逡巡して
なかなか決断できなかったけど
えぇい!観るんだ!と決めたら
思いのほか諸問題が解決してスルスルと会場まで辿り付けました。

そして
想像を超えた感動がやってきたことに
・・・・ちょっと呆然としました。

まさかねー、能を観て泣くとは思わんかったよ、おいらはさー。


「敦盛」というのは
源平の合戦の頃の若干16歳の貴族。
官位はなく、無官の大夫(むかんのたいふ)とセリフにも登場してた。
鳥羽院より賜った笛を譲りうけ、笛の名手だったようです。
しかも清盛の甥にあたり、品のいい名門のお坊っちゃんだったんでしょうね、、
講師ぽにさんによるとイケメンだったらしいです。(笑)

一の谷の合戦時に騎馬で海上の船にのって逃げようとしたところを
熊谷次郎直実に「敵に後ろを見せるのは卑怯でありましょう、お戻りなされ」と言われ
取って返したところを馬から引きずり下ろされ
直実が首を取ろうと、敦盛の顔を見ると、自分の息子と同じくらいの年の美少年であることに気づき
刀を振り下ろすことを躊躇する。
しかし、ここで自分が助けても、押し寄せる味方の誰かに討ち取られるであろうことは判りきっている、
それならば自分が、、と、涙ながらに敦盛の首をはね、
無常を感じた直実は敦盛の菩提を弔うために出家して、現場となった須磨の浜に訪れる、
、、、というところから舞台が始まっています。


特に印象に残ったのは
謡い、と地謡、、それに音曲(おんぎょく)。
なんつーのかなー、、、わりと低めの音域を響かせるような深い謡い、っつーのが印象的で
これから始まる物語は、深いところで心に響くものですよ、、という真剣さを感じ取れたので
なんとなく、その心積もりをしていたのかもしれない。
目の前にあるモニターでセリフをずっとちゃんとみてたし。
(言葉は難しくても、大体の意味は把握できる)
したっけねー、、なんかよくわからないんだけど心を揺さぶられてねー、、、
なんか泣いてたねー、、。

まぁ、あのー自分を殺した相手のところに幽霊となってでてくるので
恨みのひとつも言ってもなんらおかしくないんだけれど
彼は、そう、しないんだ。
最初の出会いの場面は、直実が何をしに来たのか、試すようなセリフがあったりもしたけど
それで直実が自分のしたことを悔いている、、菩提を弔うために来たんだ、、ってことがわかって
あぁ、この人は自分と同じことを思っている、、
この世の無常を嫌と言うほど味わい、輪廻から抜けることを望んでいる、、同じ法友なんだ、とわかって
自分を弔って欲しい、、とお願いをするんだね。
直実が読経をしていると
敦盛が霊となってびしーーーっとカッコいい装束で
(甲冑姿。ホンモノの甲冑を着ているわけではないけど、これは甲冑を着ています、という
能の表現でいうところのでお約束の装束を着ている。)
(これがまた、色合いやら柄が凛々しくて、かなりステキ。美少年にしか見えません 笑)
現れ、平家が全盛だった時から衰退するまでと一の谷の合戦の前夜のことを
舞っているうちに、どんどん現世での自分、を思い出し、思いを整理していたような感じにもみえた。
そして
自身が殺される場面の舞の中で
直実に向かって刀を振り上げるものの、”憎しみからは憎しみしか産まれない、、”と悟り
(これはワタシが感じた解釈。)
刀を捨てる一場面があり、その一瞬の所作で
敦盛さん、成仏しはったんや~~(涙)
と感動的でありました。
舞台が終わっても、いろんな妄想が浮かんできて
しばらくは胸がいっぱいで言葉にならないほどでしたー、、。

あの極限までのシンプルな舞台で
これだけの深い表現をするって、能ってスゲー、、、
、、、、世阿弥、スゲー、超リスペクト、と思いました。(笑)

その日は
宿を取っていたので
観劇後の飲み会にも参加させてもらって
普段、大人数で飲み会をする機会がないので
ちょっとびっくりしたけど
(テンポとリズムが早いけん、ちょっとびっくりしたんだね。)
でも、あぁ、嫌だ、、って言う風にはならなかったので
その分、多少なりとも体力は回復してるのかなー、、と思った。いい経験でした。(笑)



その2へ続く。
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